本会が主に取り組んでいる活動を紹介します。

飼育放棄動物の保護及び譲渡活動

無責任な飼い主によって飼育放棄された犬や猫などを常時80頭前後保護しています。保護の流れとして、一般の飼い主や拾得者から直接協会に連絡を頂き、在舎状況によって保護を判断しています。本会では、重篤な病気等で過度の苦痛が継続する恐れがある場合以外は、安楽死を行なわず、また施設自体が狭小であるため、保護する場所に限界があります。そのため、依頼があってもすぐに保護はできません。事前に登録を行って頂き、在舎に空きができるまで(施設で保護している動物が譲渡されるまで)順番待って頂くという形になります。その間も、ご自身での里親探しをお願いしています。

譲渡活動では月に2回、年に数回の里親会を開催しています。保護依頼のあった動物で、本会で在舎状況的に保護できない場合であっても、里親会に参加することは可能です(要事前登録)。ただし、里親会に参加したからと言って必ず里親さんが見つかるわけではありません。ご自身でも並行して、責任をもって里親探しを続けていただくようお願いしています。

ノラ猫の不妊去勢推進活動

ノラ猫の問題は全国的に深刻化しています。動物愛護団体が全てのノラ猫を捕まえその全て譲渡することは、不可能なことです。本会では、今以上にノラ猫を増やさないために不妊去勢手術を推進しています(ノラ猫を捕まえ、不妊去勢手術をし、もとの場所に戻す)。本会では一般のボランティアさん達の協力のもと、年間1000頭前後のノラ猫に不妊去勢を施しています。

動物愛護に関する普及啓発及び教育活動

より多くの方達に、動物たちが置かれている現状を知ってもらい、問題意識を持ってもらうために、普及啓発は重要な活動です。本会では、不定期ですが普及啓発のイベントを開催したり、広告を出しながら、広く一般の方々に動物たちを取り巻く問題を伝えています。動物愛護に関する講演依頼もお引き受けしています。

また、動物愛護教育にも力を入れており、小学生から大学生まで、見学・実習・研修などの受入れを常時行っています。

一般からの動物相談応対

本会には毎日さまざまな内容の相談が寄せられます。その相談にできる限りのアドバイスを行い、相談者が抱えている悩みや問題を解決へ導く手伝いを行っています。

動物行政政策への参画・協同・提言

動物行政が行う政策に参画・協同・提言などを行っています。

動物愛護に関する調査研究

動物愛護に関する対内的・対外的事象を調査または研究を行っています。